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先週末は日本海側で大雪の予報だったので、比較的影響の少ないと思われる唐幕へ。

葛温泉に到着したのは土曜の深夜1時頃で、4時起き予定が相変わらずの寝坊で6時過ぎ出発。


雪は降っているものの、大した量ではない。
高瀬ダムまでは除雪が入っているのでラクチン。

除雪が無くなったとたん、ラッセル地獄。
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結局、空荷ラッセルを二人で繰り返し、岩場基部に到着したのは13時を回っていた。
しかも、二人とも初めての唐幕で、いつの間にか右稜のコルに出ていた。

風は強いし、視界悪いし、時間ないしで今日はもう止め。
少し下って大町の宿へ。
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場所が少々分かりずらいが、風も来なく、冬でも水が出てるので快適そのもの。

翌朝、少し飲みすぎで頭痛がするが、とりあえず唐幕入門ルートの大凹角へ。
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1P目 ベルグラの凹角。出だしから結構悪い。
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2P目 スラブから洞穴テラスを越え、ベルグラスラブ。その先の雪壁を越え、サボテラス付近まで。
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適度に悪い。

3P目 見た目優しそうだったので、金さん冬壁初リード。凹角を越え凍った緩傾斜。
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4P目は凍った緩傾斜で上部岩壁の手前まで。快適なアイス。スクリューを持って来ていたが使えたのはこのピッチ1本だけだった。

5P目 雪壁からルンゼに入ってチムニーをこえる。
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って、あれ??金さんどないした?

顔に泥が飛んでますが、選手交代のようです。
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確かに足場が悪いチムニーですが、フリーで越えれます。
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そのまま、上部のチョックストーンを越える。ここも結構悪いが、大胆に体を出せば人工でなく越えれます。

終了点には14時半、なんだかんだで約7時間半かかってました。
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目が半開きな金さん

下降は右稜の頭から、右稜のコルへ懸垂3回と歩き少し、最後もう1回の計4回で戻れます。
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中央ルンゼも、ぜひ行きたいです。
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不動岳?が夕闇に包まれてしまいました。
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結局葛温泉には20時着。下りもラッセルでした。
しかし、ここからが今回の一番の核心。
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車にもベルグラが。

さー、はよ帰ろうと言ってエンジンをかけると、“キュルルル”と元気のない反応。
バッテリーは最近替えたばかりとのことで、そんな馬鹿なと言いつつ格闘すること30分。

始動せんではないか!

さー困った。

困った時はJAF。

下山したから薄着に着替え暖房ガンガンで帰ろうとしてたのに、こんな羽目に。
こんな山の中、何時間待つのかと思ってたら、30分ちょいで来てくれた。さすがJAF。

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ようやく帰れると思ったら、オッチャンもなかなか苦戦の様子。



30分経っても何かやってる。

しまいには「頼む!」とセルを回し始めた。

えー、神頼み!?


神頼みもむなしく、もちろん始動せず。
どうやらそう簡単には治らない症状らしくレッカーしないといけないと。

なんとまぁ、今日帰れず???
さーさーどうする。

持つべきものは友とはよく言ったものです。

金さんの元同僚が近くに住んでてしかも車を2台持ってるから一台貸してあげるよと。
JAFのおじさんに麓まで下してもらい、友人と合流して車を借りて一路東京へ。

3時には家に帰れました。
金さん、ほとんど運転ありがとう。
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すっかり寒くなってきましったね。
我が家ではそろそろ室内ダウンの着用が始まりそうです。

せっかくのドライシーズンですが、先週末の連休はイマイチな天気。
ということで、山に行きました。

竹宇駒ヶ岳神社付近は紅葉真っ盛り。
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おやおや、ヘンテコな髪形にカットして、何をにやけているのでしょう。
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今回もおなじみ金さんと甲斐駒は赤石沢の岩場へ。

初日は雨なので8合目までのアプローチ。
のんびり9時頃スタートすると、4合目付近で後ろから「アテテ、ちょっと待って」と。
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久々の重荷に、足が攣りだした様子。一歩一歩「イテテ、イテテ」とやかましい。
後先不安。

5合目前ぐらいから雪がうっすらついているが、本日は雨。
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行動中は熱いが、休むと冷えます。

7合目からはすねぐらいのラッセル。
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8合目では完全にバテております。
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アプローチと甘く考えておりましたな。

のんびりすぎて、8時間近くかかって8合目岩小屋へ。
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さーて翌朝は暗闇のなかガスっていて八丈沢の下りだしを間違え30分ほどロスしたが、FIXをたどりAフランケへ。
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圧倒的に美しいダイアモンドAフランケと初ご対面の金さんは、しばしボー然。
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美しい、けど、こんなとこ登れんの??

柿ピー食って気合いを入れる。
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今回はAフランケでは人気の赤蜘蛛ルートへ。
昔はアブミの架け替えで登るルートであるが、現在はフリーでも登れるいいルートとして人気がある(?)

11月の甲斐駒は初めてで、南面の岩場で傾斜も強く雪の付着が少ないことから、冬でもクライミングシューズで登られることもあるとのことで、一応我々も持参。
しかし、日差しもなく寒いし、今さらアイゼンと登山靴を脱いで履き替えるのも面倒なのでそのままGo。
ただし、出だしから11bなので素手になってトライするも数手で手が凍るように痛く、あえなくテンション。
どう考えても素手では登れないし、しかもクラックには氷が詰まっているではないか!
履き替えなくて良かった。

1P目11b 小ハングからフェースのクラック
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念のためアブミを腰にはぶら下げていたが、ほとんど使ったこともなく、使い方も良く分からない。
バンプで何度かテンション入ったが、とりあえず抜ける。
出だしからなかなか厳しすなーと思ってたらフォローの金さんは1ピン目から超パワフルにトライするも歯が立たず。
「クソー」と自分に対しての怒りが漏れています。
アブミも使ってみようとしても、彼もアブミは初めてで余計疲れるとのことで、なんとか強引に登ってきた。

超バテてる様子。というか昨日の疲れが残っているの?

リードはやりませんとのことで、続いて私が。
2P目5.8 コーナーにでてクラック。
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素晴らしく美しく快適なクラック。

3P目10b コーナークラック続く。
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結構悪い。

4P目はV字ハングの5.7となっているが、どこが5.7なのってぐらいの被り具合。
特別難しくは無いものの、5.7なら後ろの方もテンションはかからんはずなんだが。

おおー、ようやくスーパークラックが見えてきたではないか!
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あれ、降りてる??

そう、もう時計を見ると13時。
これからが後半戦で核心ピッチが続くというのに、明らかに我々のペースでは無理。
明日の行動に響くと嫌なので、今日はあえなく敗退です。
まだ力足らず。

クソー。
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って、金さんは冬壁経験3回目ほどだったようで、登ってる最中は苦行でしかなかったとさ。
ゴメンねこのルート選んでもて。

さて最終日。
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今日は朝から快晴です。

本日は奥壁左ルンゼへ。
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相変わらず、力不応相な感じですが、とりあえず取りつく。
今日はもちろんクライミングシューズもアブミも使わない(使えない)ので置いてきました。

1P目VI 凹角からスラブトラバースし、カンテを乗越しカンテ沿いを登る。
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スラブトラバースが微妙で悪い。
金さんはカンテ乗越で叫んでいた。

2P 目VI- 左にトラバースして凹状のルンゼを登り第2バンドへ。
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幸いにもルンゼにはうっすら氷が張っていて快適に登れた。
もしかして意外といいコンディション?と勘違いもいいところ。
その後は氷と出会うことはほぼあらず。

3P目VI ルンゼの左から右上して流水溝を越えてハングを右から巻く。
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ところが、このころにはポカポカ暖かいほどの日差しがあり、流水溝は融けた氷のシャワークライミング。
しかもこのピッチの核心がそこだから、ササッと抜ける訳にもいかず、全身濡れる。

フォロー金さんはなおのこと。
「わッ」との叫び声と大きな岩が落ちる音。
のっかってた大岩を落とし胸にヒット。しかもそこは流水溝内なので、気持ちは焦るがアックスもうまく刺さらずぶっ飛んできて顔面ヒット。
人間焦るとよくないね。

結局ビレー点に到着したときは土まみれ&ずぶ濡れ。
金さんからは、もう降りようオーラたっぷりだったが、まだ時間的には悪くないので続行。

4p目V 悪い左おトラバースからルンゼ内のチムニー。
最後レッジに向けてトラバースするところで、草付にクロスで打ち込んだアックスが抜けたのか、左足がかけたのか、フォール。
右ひざ強打。痛し。

このころからすでに日陰に入ってしまい、ずぶ濡れになったウェア・ギアが凍りだす。
エイリアンや環付カラビナは使い物にならんほどカチカチ。

5p目IV+
左からルンゼ内に戻り、左のクラックを登る。
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60mいっぱい出せば、2.7バンドまで行ける。

6P目Ⅱ ルンゼ内のスラブチムニー
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Ⅱ級では無いでしょっていう悪さ。氷が無いためか?

あれっ、金さんどーした!!生きてる!?
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かなりヘロンヘロンの様子。
オールフォローでついてきているが、1ピッチ1ピッチ全力闘魂です。

8P目はルンゼ内チムニー。最後は風化してボロボロだが、うっすら氷が張ってて助かる。
いつの間にかあたりは暗くなり、ヘッドランンプつけて9P目のバンドをトラバースして中央稜に合流。

あとはブッシュの歩きかと思っていたら、まだ数ヵ所岩が出てきてロープは出しっぱなしで3Pほど行くとようやく赤岩のピークへ。

甲府の夜景が美しい。(ピンぼけぼけですが)
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さーて、ここからが辛いとこ。

二人とも一応サラリーマンですので明日は朝から会社です。
本来なら8合目岩小屋に戻ってぐっすり眠りたいところですが、そんな悠長なことはいっておれません。
8合目のデポを回収して一気に下山。
といっても、二人とも登り切った時点で超バテバテ。
スピードは出ませんが、足を前に出しているという表現が正しいでしょう。

結局駐車場へ着いたのはAM2時。
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朝起きてから22時間ほど経ちましたね。

身体は寝てるがお腹はペコペコなので、すき屋2杯。
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急にガッついたので、胃が痛い。

って寝てる!
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3時だというのに、フィリピンパブらしいお姉さんがたくさんいました。

そのまま出社で月曜は目を開けておくことが私の仕事でした。
チャンチャン。

さて、いつの話やら、3月3-4日の報告です。

鹿島槍へ。(6:20スタート)
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荒沢奥壁狙いの東尾根パーティと別れて、我々は天狗尾根へ。

8:00頃荒沢出合いに到着。沢を200mほど入ったとこから天狗尾根へ。
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出だしが急。(というか急なルンゼに入ってしまった。。)

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その後は快適なスネ程度のラッセル。

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不思議な樹氷。

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ワカン崩壊。ビスが全て吹っ飛んで、真っ二つに割れました。
これからってのに、使えないやつです。

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マッシュも出てくるので、片足だけズボズボ埋まってうっとおしいです。

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なんだかんだで天狗の鼻へ。(13:20)
第一、第二クーロワールともロープは不要でした。

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おぉー、雲の合間から荒沢奥壁・鹿島がドーンと聳え立っております。

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時間がまだまだあったので天狗の鼻すぎに荷物をデポし、取りつきを見に行く。
最低のコルからトラバース。

しばらくトラバースを続けていると、ザバーって足元から雪崩。
んー、ちょっと気持ちよくないので、ノーロープでは止めておきましょう。
ロープもデポしていたので、今日はここまで。

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雪庇の反対に半雪洞を掘って、今日は穏やかに就寝。

翌日は5時過ぎに出発。
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朝日がまぶしい。

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60mでは中間支点がとれんので、つなげて120mにしてます。

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ようやく中央ルンゼか、、、ってようやく氷のリボンかよ!

尾根のアップダウンに結構時間食ってます。

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ようやく見えました。
左が主稜?B,C,Dリッジで中央ルンゼって感じですかね。

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なんか日本ではないどこか、って感じです。
にしても雪深し。

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ルンゼに入ったとこらでギアなど出す。(7:50)
1P目はルンゼから、氷瀑。
スクリューは2本取れました。

それにしても、スノーシャワーがバンバン落ちてきます。
たまに岩も混じっているので恐ろしや。

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2P目は、単なる雪のルンゼかと思いきや、ボスボスの雪でちょっとしたチムニー。まぁ問題なく越えて垂直の滝壺手前まで。

おや?
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「ちょっと体重かけるで」
という言葉のあと、プーンと鼻を突く臭いが。

ってここで野○ソですか!
最高の解放感だったことでしょう。

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3P目は核心です。
ルンゼ通しはボスボスの雪の下には被ってる岩が埋まっているだけなので、右から巻き気味に行くのだが、とっても微妙。
何とか右から巻いても、左の本流に戻るトラバースがさらに微妙!!
「マジ落ちそうやから、たのむで」
ロープを伝ってその緊張感が伝わってくる。

さすがGenkiさん、安定した登りでピッチを切る。

フォローでもなんだこれはって感じ。プアプロなのに、スタンス超悪い。
しかも本流に戻るトラバースで落ちたら私も結構振られるやないの。
クラックもリスも無い、ピックを振り落しても岩に跳ね返されるだけなので、そっと優しく何かに引っかける。
ベルグラなのか、岩の凹凸なのかそんなもの確認すらできないが、とりあえず今は引っかかっているようだから、あとはピックの先に全精力を注入して願う。

ぷぅー。乗り切った。

次の4P目もやさしい感じでは無い。
右壁を右上気味に上がるが出だしが結構傾斜があり、また脆いのでドキドキ。

でもさっきのピッチに比べると全然まろやかでした。
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最後は直接尾根側の雪壁にでて、実質終了。(12:45)

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しかし、まだまだ厄介な雪壁が続く。
直接尾根に合流する個所も雪庇の乗越が一苦労。

その後もしばらく直接尾根を進む羽目になるのだが、ボコボコキノコ雪ですんなりとは終わらせてくれない。

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左のルンゼに入ってからは、永遠とラッセル。
深さはスネぐらいなのだが、なんたって長い。

ようやく北峰サミット。(15:45)
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いやーバテました。
岩というか、岩前後のラッセルに時間かかり過ぎました。

何やら天気も悪くなってきております。
早く下らないと。

おやっ。
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荒沢南稜パーティですね。
あちらはシャベル振り回してまだ頑張っております。

俺らの方が早く降りれるかなーとか気楽に考えていたので、痛い目に合いました。

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雪が降り始め、視界が悪くなってきた。
二人とも天狗尾根が初めてだったので、イマイチどこやろって感じ。

荒沢の頭より3回ほどの懸垂とクライムダウンを交えてようやく天狗の鼻のテントサイトへ。(18:10)
ふー、ここまで来れれば後はトレースを辿るだけだ。

とりあえず喉カラカラ。
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茶をしばくことに。
残ったスープや行動食も食べ元気回復。

まったりお茶して撤収してたら一時間ほどたっていた。
辺りは既に真っ暗で、雪も深々降っている。

そろそろ帰らないとなと、半雪洞から飛び出すとほとんど視界が見えないではないか。
さらにトレースも消えている。
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んー参った。とりあえず尾根筋を忠実に下降。。

って、違うがな。
天狗の鼻までは枝尾根を上がってきている。

しかし、この視界では全く見えない。
コンパスと地形図見ながらあーでもないこーでもないと行き来しているうちに、もしや今夜はもう一泊ステイ!?
という嫌なムードが漂ってきた。

無駄に動いて結局テントサイトも見つからないまま変な尾根や沢に入ってしまっては、元も子もないのでそれなら翌日明るくなってからというのが一般的な判断だろうが、我々には予備の食料もガスもありゃせん。

なんとしても帰りたいと願いが通じたのか、一瞬ヘッドライトを消して辺りを見渡すと今まで見えなかった枝尾根がうっすら見えたではないか。コンパスもあっている。間違いない、これだと下り始める。

今まで雪のせいで目の周りしか光が行き届かず、遠くの尾根が見えなくなっていた。

ほらほら、トレースらしきものも見えてきましたよー。
1時間近くタイムロスで急いで下降する。(20:10)

第2・第1クーロアールでは懸垂を各1回。
後はだらだらトレースをたどるのみ。
ワカン片足で、左足だけボスボスはまってうっとおしい。

駐車場に付いた時には23時を回っていた。
荒沢南稜パーティと車を相乗りしてきたので、「あいつら大丈夫か??」とやきもきしていたようだった。
心配かけてごめんよ。

さて、お腹ペコペコなり。
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すき屋で食いしごき(1:30)
1人2人前+αは軽く食べました。

皆の家へ寄りながら帰って行ったので、家に戻ったのは朝6時。
1時間ほど寝れるには寝れるが、寝過ごす可能性100%だったので、そのまま片付けて出社しました。


鹿島北壁中央ルンゼクライミングノート
・クラックやリスが極端に少ない。
・スクリューは3本持って行ったが、2本しか使用せず。
・ハーケンやナッツ、マイクロカムは有効
・トライカムを持って行っていなかったので、あったら良かった。
・カムは#2までしか使わず。



























イッテQを見てこのブログにやってくる方がいるとは、このブログも成長したものですね。
ただ、一つ理解してほしいのは、これはWEC添乗員のブログです。(ほとんど関係ないことばかりだが・・・)
概ね一人しか更新していませんが、たまーーに他の人も更新しますので、違いが分かる男になりましょう。

さて、先週末は冬型の予報ではあったものの、標高の低い錫杖で大丈夫だろうと思いつつ、いざ金曜夜に出発。
しかし八王子過ぎから前が見えないほどの大雪。前の車のテールライトを頼りに走行するほどで、これ到着できるの?と思うほど。

なんとか新穂高到着。(1:00)

2時間ほど仮眠していざ出発。(4:00)
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雪は降ってますが、大した積雪ではありません。
トレースもうっすら残っていおり、6:30には岩小屋着。

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でもそこから先はこんなで、P4取りつきには8:00着。

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雪がびっしりのっかってますのー。

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僕らの他にももう一人後ろからきていたのですが、こんな時にソロで3ルンゼへ行っていました。

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雪稜会1P目。
下から見上げると、傾斜はねているように見えるのに、悪いです。
凹角左上、木でビレー。
今回もパートナーは金さん。
本人は真剣に登っているのに、薄手のグレー目出帽で髪の毛ぱっちり感が透けてストッキングを被った芸人みたいで笑ってしまう。

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2P目は雪壁。ここは問題無し。木でビレー。

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3P目はじーやの大冒険と合流して右のルンゼへ。
右ルンゼへ入るところがやらしめ。木でビレー。

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4P目はブッシュを越え、一段岩を上がりボロボロの岩手前まで。
ホントにボロボロの岩で残置リングボルトとハーケンを使ってビレー。

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5P目、ボロボロ帯。
とりあえず、取りつくも出だしが悪いのに、プロテクションが取れぬ。というか、ハーケンやカムが入る個所もあるが、落ちたら岩が開いて抜けるという感じのボロさ。
スタンスも悪くどうしても踏み出せない。
時計を見たらもう15:30頃。
んー、眠いし今日は敗退!
懸垂3Pで取りつきに戻る。

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翌日は一ルンゼ左を目指す。天気は快晴。一ルンゼは先々週よりいい感じ。

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一ルンゼの左というぐらいだから、一ルンゼのすぐ左かと思っていたが、後で分かったが結局取りつきを間違えた。
一ルンゼ左の右から取りついてしまう。(一ルンゼ左はむしろ左方カンテ右というぐらいの取りつき加減)
1P目、広めの凹角からスタートだが、またしても見た目以上に悪い!
凹角を直上するラインもあるが、明らかに間違えたことを悟り、途中から左上するブッシュへ。

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2P目は一ルンゼ左へ合流した感じ。短く切って大テラスらしきポイントでビレー。

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3P目はどこでも登れそうだが、どこも悪い。
イボイボも使う。

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日が暖かくなり、時折スノーシャワーがどばーっと来たりも。

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金さんはまたなにやら騒いでおりました。
「イテー!」って何事??と思ってビレー点に到着したら、目出し帽に赤い染みが。
自分のアックスがひっこ抜けておでこにヒットしたようだ。


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4P目は核心のチムニー。(右上の方)
スタンスが悪いが身体を入れすぎずに適度にチムニーから出たり入ったり。
解放的で怖いですが、足をよく見て立ちこめばフリーでいけました。

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むしろその後のフェースの方が悪かったす。

5P目はルンゼを直上する。
しかし、夕暮れが近づいており、あと2P ほどだが完全に真っ暗になるので、途中まで行って下降することに。
何より二人とも疲れました。
オールリードさせてもらってる私ももちろんですが、冬壁2回目の金さんも良く頑張ってます。
3Pの懸垂で取りつきへ。

18:10岩小屋、19:15槍見駐車場。

まだ少し時間があったので、栃尾温泉にじゃぶんとして帰りました。
















先週末は土曜は用事があったので、前夜泊日帰り錫杖へ。

4:00槍見の駐車場を出発。
土曜に入山している知り合いがいたので、トレースを当てにして正解。
バッチリトレースが付いている。

しかし、1時間立たないうちに、トレースが見えなくなりワカンでラッセル。
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結構降ってたんやね。

7:00岩小屋着。
ここからはさすがにトレース残っているだろうと期待したものの、更なるラッセル。
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岩小屋から取りつきまでも2時間弱かかってしまう。

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1ルンゼは少し微妙な氷具合です。

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さて、今回のパートナーの金さん。
冬錫杖は初めて。
というか、まともな冬壁は初めて。

ルンゼ系は雪が多いので、左方カンテへ。
私自身、夏に登ったことがあっただけで記憶はほとんどなかった。

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9:25スタート

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1P目はルンゼの除雪作業クライミング。

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2P目はルンゼよりリッジへ。出だしが立ってるので少しヒヤリ。
今シーズン初の冬壁だし、フリークライミングもできていなかったので、さっそく腕がパンプ気味。

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3P目はピナクルからフェースを右へトラバースし、足場の悪いフェースをのっこす。
昔は人工だったようだが、今はきれいさっぱり残置はありません。
しかし、ガバがあるので思い切って立ちこめばフリーで行けました。

後は右上して回り込み、チムニーの手前まで。
フォロー金さんは何か騒いでいた。

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4P目はチムニー。またも除雪作業員。
下ではもろに落雪を喰らう金さんのやり場のない怒りが伝わる。

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チムニーはうっすらベルグラが張っており、微妙なバランス。抜け口もアンバランシーです。
大木でビレー。

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5P目もチムニーだが、夏はチムニーから左のフェースを登っている様子。
唯一ここには残置が残っている。ということはプロテクションが甘く、きわどいということか?

って、実際悪いではないか!
プロテクションはもう足のだいぶ下。
ベルグラで足場が今にも欠けそうなとこに、アックスが効いているかどうか分からない薄い氷にぶっ叩いただけ。
んなー。

ハイ、バックアップ。
残置にプロテクションとってまいました。

軟弱者ですねぇ。

さあ、6P目。
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今回一番のブルドーザー級の除雪。

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下でも、雪まみれの金さんがまだやんのー、って感じで眺めている。

確かに、時間は4時半を回っている。
リードするだけでも5時は余裕に回りそう。
お互い疲れ切ったので、ここで終了とする。

3回の懸垂で取りつきに戻る。

岩小屋には6:00着

槍見には7:15着。さすがに下りはトレースバッチリでした。
あー、疲れました。
でも楽しかったね。

金さん初冬壁お疲れ様でした。